クロコノマチョウ

  クロコノマチョウ(ジャノメチョウ科)は、昼間はあまり飛ばずに暗い場所にじっとしています。夕方になると、活発に飛び回ります。幼虫はジュジュダマをはじめ、イネ科の植物を食べます。飼育下では、ササやタケの葉なども与えれば与えれば食べて成長します。

 気候の温暖化によって、より暖かい地方から入ってきたといわれています。特に1980年代に入って、愛知県などではたくさんの観察記録が見られるようになりました。このチョウは、成虫で冬を越すため、寒さのきびしい冬がくると、その翌年は数が少なくなるともいわれています。

 上の写真は、今池小学校の中庭で、地面に止まっている夏型のオスです。
 撮影日:2007年9月19日、今池小学校


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