担任の先生から聞いていると思いますが、毎年、12月4日から10日までの1週間は、「人権週間」といって、人が生まれながらにもっている権利についてしっかりと考える期間になっています。「人権週間」は世界共通で、今年で、65回目になります。「人権週間」を簡単に言えば、皆さん一人人一人が、人として大切にされているかを、いつもよりもっと気にして過ごす1週間ということになります。人は、生まれながらにだれでもが自由で平等で、一人ひとり、全ての人が大切な人です。だから、誰が偉くて、誰が偉くないとか、何かができるから偉くて、何かができないから偉くないなどと、人を差別するのは、許されないことです。

 中略
 この作文を書いた中学生は、差別を受けた体験から、差別は絶対にダメ、差別はしない、させない、差別に負けない、という強い気持ちがもてるようになりました。そして、友達の大切さも学んでいます。

 学校では、差別のことを「いじめ」と言います。校長先生は、いじめに勝つには、皆さんのたくさんの「思いやりの気持ち」を集めることが大切だと思っています。「思いやりの気持ち」これは、人間にしかない温かくて素晴らしいものです。

 ところで、皆さんは、青少年赤十字の一員になっています。青少年赤十字が大切にしているのは、「気付き、考え、実行する」ということです。「気付く」というのは、相手の気持ちに気付くこと、友達の痛みに気付くことです。気付いたら、次に自分はどうすればよいかを考えること、そして最後に、実行することです。皆さんの全員が「気付き、考え、実行する」ことを忘れなければ、桜町小学校は、「思いやりの気持ち」が一杯の素晴らしい学校になります。そんな学校になったとき、「ありがとうの木」も、もっともっと大きくなっていくはずです。皆さんで「ありがとうの木」を大きく生長させてください。

12月5日(木)
さわやか集会
校長先生の人権についての講話です
校長先生の講話の抜粋を紹介します

 12月4日から10日まで、人権週間です。校長先生が、人権について講話をしました。差別やいじめについての体験を綴った作文を読んだ後に、1年生にも分かるように、人権について話してくれました。校長先生の話にじっと耳を傾け、体育館中に、真剣な空気が流れました。心にしみるお話でした。