19  長因寺

親子桜井めぐり

9月19日(土)

このお寺も
6年生がガイドをしました。
勘兵衛さんの手洗いの鉢
があります。
こんなお話が木戸村ではいいつたえられているそうです
木戸村の周辺はつねに水害に襲われて、米は一反で2〜3俵の収穫でした。
「検見」といって、年貢の取り立ての役人が視察に来る年のことでした。
勘兵衛は村人に一反に30本ずつの芦の木を植えさせました。
そしていよいよ役人の来る日、水田にいっぱいの水を張り、袴を見につけた勘兵衛は
万一の時は腹を切る覚悟で田舟に乗りました。
水田の真ん中まで来ると、勘兵衛は船から飛びおりて、ひざで田を歩き、首までつかって
「深かった深かった」といいながら岸へたどり着きました。
「検見」に立ち会った侍は、あきれて、その後、村の年貢を安くしました。村人は喜びました。

しかし、勘兵衛はその後、死刑になったとのことです。