ツマグロヒョウモン  
   
 ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)
 メスの前羽根の先が黒いことで名前がつきました。オスの羽は黒くありません。もともと九州や沖縄などの暖かな地方に生息していたチョウでしたが、気候の温暖化によって北上して、今から20年ほどくらい前に、この地方にも侵入・定着したと考えられています。
 幼虫は、黒に赤色のスジが入ったイモムシで、黒いトゲがいっぱい生えています。このトゲはさわってもやわらかで、決して痛くありません。野生のスミレ類や栽培植物のパンジーやビオラの葉を食べて成長します。
 蛹は褐色ですが、先端部が金色のトゲが生えていています。