ミナミメダカ  
   
ミナミメダカ(メダカ科)
 メダカは日本固有種で、国内に広く分布していましたが、数が減って絶滅が心配されています。愛知県のレッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)とされており、現在生息している場所での保全が必要になっています。
 最近、そのメダカは、ミナミメダカとキタノメダカの2つの種に分けられました。梨の里小学校の学区にも少ないながら生息していています。細かな形態を調べたわけではありませんが、とりあえずミナミメダカの生息範囲に入っているため、ミナミメダカとして扱っています。写真の個体は、25年度の4年1組が、調査で地域の水田の水路を調べたときに発見したメスです。
 メダカは地域ごと遺伝的な特徴が異なっていると言われています。買ってきたメダカを飼育している場合、たとえ事情で飼えなくなって、身近な川や水路に逃がすことは、地域のメダカがもっている遺伝的な性質を損なうおそれがあります。