富士山、六勿銘、福、禄、寿を書く時に丈山独特の思いが込められています。この字を書く時だけではありません。詩仙堂を作った時も、大阪夏の陣で家康の命令を破って蟄居された時も、丈山独特の様々な思いがあったと思います。
 皆さんも隷書を書く機会があったら、書く一文字一文字に、自分の思いを込めて書いてみてはどうですか?

丈山の思い

←富士山です。

富士山と言う字が、石川丈山なりに、アレンジされています。

↓福禄寿です。

一生の中でこの3つがあれば人は
幸せである。と丈山はいっています。

福・・・自分の力をよく知り、努力する。無駄遣いをするな。
人知れず良い事を積み重ねる。

福・禄・寿

禄・・・一生食べるだけの稼ぎがある。いつもお世話に
なっている人に感謝する。自分の行いを慎む。天
命を守る。大事な命である。

寿・・・大食い、大酒をしない。恋愛をするのは良いが、そればかりにならないようにする。バイタリティーを持って目標を持って生きている人は長生きする。

石川丈山の思いは、京都詩仙堂、丈山苑、丈山文庫にたくさん表れています。私達6班では、「丈山の思い」についてお伝えします。