12月9日(木)

6年
人権出前授業

12月4日〜10日までは人権週間です。それに合わせて、「生涯学習 心の配達人」として、安城市人権擁護委員さんや生涯学習ボランティアさん、生涯学習課のみなさん、チャイルドラインの読み聞かせボランティアさんなどが「人権についての出前授業」を行いました。思いやりとありがとうの言葉を大切にし、みんなが人として大事にする、されることの大切さについて考えました。

人権週間のことを知っていますか?人権って何でしょう?

絵本の読み聞かせをきこう

「オオカミクン」という絵本でした。うさぎとオオカミが出てくるお話です。仲良しだったウサギとオオカミ。ある日をさかいにウサギはオオカミを恐れるようになります。なぜ、自分を恐れるのかわからないオオカミは、旅に出ます。そこで、「オオカミが怖い」という体験をして、はじめて、相手を怖く思う気持ちを実感します。相手の気持ちを考えて話したり接したりすることが、どれほど相手との距離を縮めて、互いに心地よいかがわかります。子どもたちは、絵本の世界にぐいぐい引きこまれて、お話にじっと耳を傾けてきいていました。

チャイルドラインについて教えてください
いじめについて考えよう

全国中学生人権作文コンテストで、安城市の代表になった作文の録音を聞きました。人の悪口をいう。かげ口をいう。自分の見方を増やそうと、相手の悪口をいう。それに対して、「私は、あなたの味方をしない。だから、人の悪口も言わないし、だれの悪口も言わない。」腰塚勇人さんの言葉を紹介しながら、いじめをなくそうと訴える作文です。

腰塚勇人さんの言葉
*5つの誓い*
口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
目は人のよいところを見るために使おう。
手足は人を助けるために使おう。
心は人の痛みがわかるために使おう。

子どもたちはじっとCDに耳を傾けていました。聞いた後には、「いじめられる人の気持ちがわかりました。」「いじめは絶対にしてはいけないと思いました。」「相手をおもいやることの大切さを考えました。」などの感想が発表されました。

人権を守る、人権を尊重する これは、おもいやりの心を育むことから生まれる。

08年、愛知の全小学校の子供たちから集めた「おもいやり」の言葉たちそれをもとに、藤田恵美が作りあげた曲が『OMOIYARIのうた』を紹介していただきました。


OMOIYARIのうた

もしも人々が「思いやり」をなくしたら、
地球は一秒で消えてしまうね。
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       ・
OMOIYARIは心を温めるプレゼント
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ありがとうって言われたら、なぜか嬉しくなったよ
OMOIYARIは世界を幸せにする魔法

「人権は、身近なものから考えることができる」ということに気付かせていただいた出前授業でした。