ウズムシ類
ウズムシ類(ナミウズムシ、ミヤマウズムシ。カズメウズムシ)は、しばしば水質階級Tのきれいな水の指標種とされます。ヒルなどに似ているために、しばしば間違えられるようです。 また、海外から持ち込まれた種も各地で少なからず見つかっており、そうしたものが在来種と間違えらる可能性は高いと考えられます。外来種はおそらく水質汚濁にも強く、平地の高い水温にも耐えられるようです。したがって、在来種のように、指標生物として扱うことは不適切です。ここに掲げた写真も全て上倉用悪水で見つかったもので、外来種の可能性が高いと思われます。したがって、ウズムシ類が低地で出現した場合、指標生物に加えるのは慎重を要します。低地の河川や水路で、優占種になることは通常はありません。 |
右の写真は、安城市藤井町の矢作川で観察したナミウズムシと思われるものの写真です。 上の上倉用悪水のものと比べてみてください。 |