ツチガエル

 茶色のカエルで水田の周りで見かけます。ヌマガエルと似ていますが、腹側の色が暗く、まだらの模様があることなどから簡単に区別できます。ヌマガエルが暖かな地方のカエルであるのに対して、本種は冷水を好む傾向があります。
 卵は何回かに分けて産むようで、遅くに生まれたオタマジャクシは年内にカエルに変態することなく、そのまま冬を越して翌年にカエルになることが知られています。したがって、真冬に見つかるオタマジャクシは、このツチガエルと外来生物のウシガエルです。
 改訂された愛知県のレッド-データブック(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)には、準絶滅危惧(NT)として載っています。
 安城市版のレッドデータブック(試案)にも載っていて、今少なくなってきているカエルです。


上倉図鑑のトップへ