メダカ

 メダカは愛知県版レッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)に指定されています。上倉用悪水では2002年以前はたくさんいましたが、そのころにカダヤシの侵入が始まり、2008年の段階では、水路の中に見られるこの大きさの魚は、ほとんどがカダヤシになっています。
 メダカは産卵に水草が必要ですが、水路の清掃などで水草が取り去られてしまうことが多く、メダカにとっては繁殖が難しくなります。また、ヒメダカなどが見つかることから、飼育されていた系統の遺伝子が入り込んでいるようです。メダカは地域ごとに遺伝的な特徴があることがわかっており、安易な放流は遺伝子汚染の原因になる恐れがあります。

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