マルタニシ

 上倉用悪水では少なくなったタニシです。大きくなるタニシで、名前のように殻に丸みがあります。ヒメタニシと同じように、水質階級Vきたいない水の指標生物ですが、なぜかヒメタニシよりも水の汚れには、弱いように思われます。
 タニシの仲間はモノアラガイサカマキガイのなかまとは違って、貝の口に蓋(ふた)があります。

 昔は水田のタニシはほとんどがこの種でしたが、秋から冬の間、水田を乾燥させるようになってから、生息が難しくなりました。愛知県版レッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)、安城市版レッドデータブック(試案)でも準絶滅危惧(NT)になっていています。