▲平成21年4月3日(金) あたたかな陽差しに包まれて、例年より早く新芽が出ています。

▲平成21年4月8日(水) 連日のあたたかな陽差しを受けて、若葉がぐんぐん伸びています。 

▲平成21年4月13日(月) 夏日を記録する日が続き、若葉が茂り花芽が伸び始めています。

▲平成21年4月16日(木) いよいよ開花 つぼみの先から白色の花びらが見えてきました。

▲平成21年4月19日(日) プロペラのような白い花弁が、次々と開き始めています。

▲平成21年4月21日(火) 全体が白く染まってきました。一歩二歩と近づいてみると、ほとんどの花が開いています。

▲平成21年4月23日(木) もうすぐ満開 ハタキのような真っ白な花が 青空に映えます。

▲平成21年4月24日(金) 全体が真っ白な花に覆われ満開宣言! テーブルとベンチを置いて、お出迎え準備
▲平成21年4月24日(金) テレビ局と新聞社が来校  なんじゃもんじゃを描く子どもたちに密着取材

▲平成21年4月25日(土) 咲き誇るなんじゃもんじゃ 雪が積もったような白銀の世界が広がっています。

▲平成21年4月26日(日)  「中日新聞(朝刊)」を見て、咲き誇る“なんじゃもんじゃ”の見学に

▲平成21年4月27日(月)  澄み切った青空の下、ますます美しく輝き出す  朝一番の子どもたちとともに
▲平成21年4月27日(月)  テレビ局が取材に 夕方4時50分からの「イッポウ(CBC)」にて放映

▲平成21年4月29日(祝)  満開を楽しむ人たち  市外・県外からも見学に・・・ ベンチでくつろぐひととき

▲平成21年4月30日(木) 毎日新聞(朝刊) 連日、テレビや新聞の報道があり、多くの方々に親しまれています。

▲平成21年4月30日(木) 健康づくりのためのウォーキングコースに “なんじゃもんじゃ”の見学

▲平成21年5月1日(金)  “なんじゃもんじゃ”の美しく勇壮な姿を目の前にして 運動会全校練習

▲ゴールデンウィーク 写真愛好家や家族連れが次々と訪れています。 夏日の陽射しに、花も日焼け?

▲平成21年5月9日(金) 花びらが散って、葉が色濃くなってきました。根元は雪が降ったように白く・・・

▲平成21年5月29日(金) 深く濃い緑色に 毎朝子どもたちは、この雄壮な姿を見ながら登校しています。

▲なんじゃもんじゃのお医者さん 安藤さん  害虫捕獲作戦で樹を守る 害虫をおびき寄せて捕獲
▲平成21年7月31日(金) 「害虫捕獲器」でアメリカシロヒトリを100匹捕獲  この幼虫が葉を食べる。

▲平成21年9月25日(金) 真っ青な秋晴れに 真っ赤なサルビア 今、コントラストが美しい

▲平成21年11月20日(金) 朝晩 冷え込む日が続き、色づいた葉が落ち始めています。

▲平成21年12月17日(木) すっかり葉を落としたなんじゃもんじゃ 来春の開花に向けて、準備が始まっています。

▲平成22年1月5日(火) 春の息吹を待って、新たな支柱を設置  台風18号の強風により、傾いた支柱を新たに

▲平成22年1月6日(水) 冬の手入れ 今年も美しい花が咲きますように 樹木医さんの陰の力で日本一の花が咲く

なんじゃもんじゃの樹の下で  〜根を養えば樹は自ら育つ〜  安城北部小学校長 神 尾 壽 明
 あたたかな陽光を浴びて、凛と華やぐ銀色の微笑み。伝統ある舞台の上に、やさしくけなげに咲き誇るなんじゃもんじゃ。開校100周年を象徴しているかのような風格と威厳を感じる。
 雪が積もったような白銀の世界は、北小の子どもたちの純粋な心を表しているようにも見える。純白な花の周りでモンシロチョウが春風に舞っている。明るく陽気な子どもたちの姿とも重なって見えてくる。チョウから花へと目を移すと、産毛で包まれた柔らかさが迫ってくる。綿菓子の甘い香りが漂ってくるような気がして、一歩花に近づいてみる。プロペラのような白い花弁が幾重にも重なっている。ハタキの先のように花弁が散らばっている。4枚に避け、筒状に丸まった花弁が細長く伸びている。かすかに反ったり、わずかに縮れたり、薄く細長い花弁は、かすかな風の動きに揺れている。可憐な花々は一体となって枝葉を覆い、こぼれしたたるほどに咲き誇っている。
 なんじゃもんじゃのてっぺんの教室から、元気な歌声が開校100周年の舞台に届く。「青い大空、赤い屋根・・・」青と赤の遠い昔の風景が巡り、白銀の世界が一層まぶしく目に映る。白銀の繁みが、力強い歌声とともに踊っている。一歩二歩と繁みの中へと足を進めると、花と葉の隙間から一条の光が差し込み、光と影のコントラストが浮かび上がる。影が濃い根元ほど、不思議とまぶしさが加わる。根元に近づくほど、ますます色濃くなり風格が漂ってくる。幹の太さと色合いに畏敬の念が湧いてくる。その下は見えないが、地中深くに根が伸びているのだろう。
 今、大空に向かって真っ白な花を咲かせ、枝を伸ばし葉を茂らせているように、この下でもその根が枝葉と同じように深く長く伸びているのだろう。舞台のスポットを浴びている花は美しい。それを支えている根っここそ、さらに美しいと心が揺れ動く。根元を境に、あたかも上下対象の姿形に想像を巡らす。目にしているのは、巨木の半分の姿でしかないことに気がつくと、心がなぜか騒ぎ出す。実は目に見えない半分が、この美しさを支えているのかもしれない。しっかりと根を張ったなんじゃもんじゃの輝きと、北小の歴史と伝統とが重なって見えてくる。
 根っこは、冬の間に養分を蓄えて開花の準備をしていたのだろう。根がしっかりしているからこそ、寒さに耐えることができたのであろう。寒の間は休眠し、やがて春の光を浴びて眠りから覚め、今こそ自分の出番だとばかりに内面からほとばしって、今ここに見事な姿を現している。
 幾多の寒に耐え、樹齢を重ねてきた大樹は、今春も真っ白な花を咲かせてくれると、だれもが待ち望んでいる。秋は栄養を風に散らし、葉は根に帰している。樹齢85年の巨木は、北小のシンボルとして、子どもたちや卒業生、地域の人々に親しまれている。この勇壮な姿と風格は、わたしたちの心を包み込むやさしさをもっている。長い歴史の積み重ねが、人々の心にこだまし、心を動かすほどにもなっている。
 開校100周年に大きな夢を託して3本の樹を植えた。正門横にイチロー選手のバットの樹「アオダモ」、作手野外センターに北小シンボル「なんじゃもんじゃ」、子どもたちの心に「夢の実る樹」を。3本が支え合って、大きくたくましく育ってくれることを願い、根っこに水や肥料をこまめに与えている。花を立派につけてほしいと、直接、花が咲きそうな枝先に水や肥料をやる人は、だれ一人としていないだろう。上に伸びることよりも先に、下に根を張ることを優先して、愛情をもってあたたかく見守っている。大地に深く根を張り、その結果、美しい花や立派な実がなることを願わざるを得ない。今日も、なんじゃもんじゃの大樹の下で、地域や家庭、子どもたちの心にしっかりと根を張ろうと、遙か100年先への夢が駆け巡る。

開校100周年に向けて、4年間をかけて根を大切に育てました。その成果は・・・?

▲平成20年4月7日(月) 入学式 希望の春・・・ ▲平成20年4月14日(月) 若葉の芽生え
▲平成20年4月18日(金) ▲平成20年4月18日(金) つぼみから花へ
▲平成20年4月23日(水)
上から見てみました。
▲平成20年4月21日(月)
東側の花が、ほんの少し咲き始めました。
▲平成20年4月23日(水)
東側部分の花が咲き始めました。
▲平成20年4月23日(水)
左の花の部分を拡大しました。
▲平成20年4月24日(木)
木全体が白くなり始めました。
▲平成20年4月24日(木)
左写真の花の部分を拡大しました。
▲平成20年4月28日(月)
満開です。
▲平成20年4月28日(月)
雪が積もったように白くなりました。

▲北部小学校の運動場に、大樹が輝き浮かび上がる
平成20年4月29日(昭和の日) 開校100周年記念事業 なんじゃもんじゃライトアップ
▲19:00〜21:00の間ライトアップをしました。 ▲ライトアップに多くの方が訪れました。
▲平成20年4月29日(火) ライトアップ
なんじゃもんじゃの前で記念撮影
▲500名ほどの人が、なんじゃもんじゃの周りに・・・
▲平成20年5月1日(木) 中日新聞

▲開校100周年記念事業 実行委員長の神谷順二氏  平成20年4月30日(水) NHK「おはよう日本」で放映

▲ゴールデンウィーク中は多くの方々が訪れます ▲運動会の練習は、なんじゃもんじゃを目の前にして
▲開校100周年記念運動会に向けて、たくましく、艶やかに、凛と咲き誇る なんじゃもんじゃと 832人の子どもたち
▲なんじゃもんじゃの巨木のたくましさに励まされ・・・、純白な花に心を和ませ・・・、一日の学校生活が終わります。
▲そして、立夏 開校100周年の希望に満ちた春が終わり、いよいよ暑い夏へと向かいます
4年間をかけて根を大切に養い、樹勢を回復・・・「根を養えば、樹は自ら育つ」

開校100周年 晩秋から初冬へ 1年間 楽しませてくれて ありがとう  2008 なんじゃもんじゃ
▲ 11月21日(金) 寒さ身にしみる季節  なんじゃもんじゃの葉が色づきはじめました。 

▲ 11月28日(金) 黄色に色づき、葉を落とし始めています。 もう季節は、冬に・・・・

▲ 12月1日(月) あたたかな 日差しを受けて 黄色から“金色”に 輝き出す なんじゃもんじゃ
▲ 12月4日(木) “金色”から茶色に・・・ だんだんと葉が少なくなっていく なんじゃもんじゃ
▲ 12月6日(土) 冷たい風雨から一夜明け 葉が落ちてしまった なんじゃもんじゃ
▲ 12月10日(水) すっかり 葉が落ちてしまった なんじゃもんじゃ   最後の一葉

▲ 平成21年1月1日 100周年の風格と威厳  今年もいっぱい花を咲かせてくれますように・・・ 

▲ 平成21年2月10日 立春を過ぎて、新芽がふくらみ始めています。 あたたかな春は、もうすぐ・・・? 

▲ 平成21年3月23日 あたたかな日が続き、緑色の新芽が顔を出し始めました。
▲ 開花1か月前 根元に直径10センチくらいの穴をあけ、液肥を流し込んでいます。

なんじゃもんじゃに見守られて、今日も精いっぱい・・・・ ▲3年生が描いたなんじゃもんじゃ
力強く、たくましく・・・今日も、なんじゃもんじゃは、豊かな心、たくましく生きる力を与えてくれています
▲4年生が描いた 開校100周年のなんじゃもんじゃ

6年生が描いた 未来のなんじゃもんじゃ 平成20年度校内作品展「未来に残そう 美しいふるさと」より
▲ 未来に輝くなんじゃもんじゃ ▲ なんじゃもんじゃひろば
▲ のびのびと生きるなんじゃもんじゃ ▲ 残したいもの
▲ なんじゃもんじゃの命 ▲ なんじゃもんじゃ下の地下世界

なんじゃもんじゃの由来を訪ねて・・・
      昭和2年に植樹
 なんじゃもんじゃは、昭和2年に今本町の神谷礼治氏から寄贈されました。当時の高さは1m50cm、親指大の太さでした。
昭和53年当時
 高さは現在とほぼ同じくらいまで成長しています。
 
本校には他に1本のなんじゃもんじゃが植えられています。
       樹勢回復作業
 平成16年度から19年度までの4年間かけて、なんじゃもんじゃの樹勢回復のため、根を保護するための作業を行いました。
なんじゃもんじゃ?
 明治神宮外苑のヒトツバタゴの木を「なんじゃもんじゃ」と呼んだところから通称が「なんじゃもんじゃ」となりました。
現在では
  毎年、ゴールデンウィークのころに満開を迎え、雪が積もったように、真っ白な花を咲かせます。
 安城北部小学校のシンボルとなっており、開花時期には見学者が絶えません。
なんじゃもんじゃの花は?
 近くで見ると、白い小さな花が幾重にも重なっているのがわかります。花弁は細く4本に裂けています。